20~30代の若い女性は顎関節症になりやすい!その原因について!

この間、初めて一緒にゲームをした女性の方からのお話しをしたいと思います。

私、顎関節症で顎がカクカクなっちゃうんです。原因はなんでしょうか?

どら猫

顎関節症の原因については、実ははっきりとしたものがまだ判明していません。さまざまな要素が複合的に作用して発症すると言われています。

そして、顎関節症は若い女性はなりやすいという統計がでています。

女性と顎関節症には深い関係があり、ホルモンバランス、日々のストレス、顎に負担がかかる癖など、顎関節に大きな影響を与えることがあります。  

今回は、なぜ顎関節症が女性に多いのか、そして女性ホルモンやストレスが顎関節症とどのように関わっているのかなどについてお話しします。

目次

女性患者が多い原因

ストレス

原因の一つが、ストレスにあります。

現在の20代~30代の女性の中には、社会で活躍されている方が少なくなりません。そして仕事にまつわるストレスを日々受けている方が多くいます。

また、女性は仕事以外にも家事、育児など、日々の生活のなかでストレスを感じやすいものです。とくに、責任のある仕事を任されたり、子どものお世話に追われたりすると、無意識のうちに歯を食いしばったり、寝ている間に歯ぎしりをしてしまうことがあります。

どら猫

女性は男性よりもストレスに敏感である

男女の身体の構造の差

女性は男性に比べて骨格が華奢で、顎や顔が小さいため、知らないうちに顎へ負担がかかりやすい傾向があります。  

断続的や長時間の食いしばりや歯ぎしりで筋肉がすぐに疲れてしまいがちです。その結果、顎にかかる負担を分散できず、顎にダメージが加わりやすくなり、顎関節症を引き起こしやすくなってしまいます。

顎が小さいとうらやましい!

どら猫

でも、顎にかかる負担は大きくなり、トラブルが起こりやすいという側面もあるよ!

女性ホルモン(エストロゲン)

女性ホルモン(エストロゲン)の変化が、顎関節症に影響を与える可能性があるといわれています。

エストロゲンが減少すると、自律神経のバランスが崩れやすく、精神的な不安定さが増し、ストレスが溜まりやすくなります。このストレスが、無意識のうちに顎に力を入れてしまう原因になり、結果的に歯を食いしばったり、顎に負担をかけることがあります。  

さらに、エストロゲンには筋肉や神経の緊張を緩和する働きがあります。ですが、ホルモンが減少すると、この緊張をほぐす力が弱まり、顎や顔周りの筋肉が過度に緊張しやすくなります。これも、顎関節に負担をかけ、顎関節症の症状を引き起こす原因となります。

とくに、若い女性にとって、生理前や妊娠、出産後などホルモンバランスが大きく変動する時期は注意が必要です。エストロゲンの変動によって、顎の関節や筋肉に無意識に負担をかけやすくなることがあるため、自分の体調をしっかりと意識することが大切です。

また、若い女性に限らず、更年期に差し掛かることでも、エストロゲンの分泌量が大きく減少し、自律神経の乱れや筋肉の緊張が強くなりやすくなります。若い女性だけでなく、40代後半から50代の女性も注意が必要です。

顎に負担がかかる癖

顎関節症は、女性だけに限らず、さまざまな要因で引き起こされることがあります。無意識に顎に負担をかける習慣があると顎関節症のリスクが高まります。

たとえば頬杖をつく癖、爪を噛む習慣、片側ばかりで噛む癖なども影響する可能性があります。

そして、これらの習慣が積み重なることで、顎に偏った負担がかかり、トラブルを招く原因となります。

また、姿勢の悪さも顎関節症の原因です。長時間同じ姿勢で過ごすことは、顎に圧力をかけ、顎関節に負担をかける要因となります。

同じ姿勢のことでは、寝る姿勢も気を付けたいところです。うつぶせ寝は顎に直接的な圧力をかけやすく、顎関節症を引き起こすリスクを高めます。

どら猫

長時間、同じ姿勢のゲームでも同じことが言えるよ!

顎に負担がかかる癖の例

・うつ伏せで寝ている
・片方側ばかりが枕と接している
・無意識に歯ぎしりしている癖がある
・長時間同じ姿勢でいる
・顎を強くぶつけてしまったことがある
・頬杖をよくつく
・食事の際に一口が大きて口いっぱいに開ける

顎関節症で注意すること

顎関節症が悪化しないようにするためには、いくつか気をつけたいポイントがあります。

たとえば、急に大きな口を開けてしまうと、顎に負担がかかりやすいので、気をつけたいところです。それから、先ほど顎関節症の原因のところでもお話ししたように、頬杖をついたり、爪を噛んだり、片側だけで噛む癖などがあると、知らず知らずのうちに顎に負担がかかってしまうため注意が必要です。

また、同じ姿勢での長時間ゲームやデスクワークをしているときの姿勢に気をつけたり、無理に固いものを食べないようにすることなども、意外と大事なポイントです。

こうした小さな気づきが、顎への負担を減らして顎関節症の予防につながるので、普段の生活の中でも意識してみましょう。

顎関節症はどこに相談?

顎関節症の治療を受ける際、まず最初に受診するのは、歯科医院や口腔外科が一般的です。

顎関節症は、顎の関節やその周辺の組織に問題が生じることが多いため、歯科医師による診断が必要になります。

ただし、すべての歯科医院が顎関節症に対応しているわけではないため、事前に電話やホームページで確認しましょう。

また、対応していない病院であっても、治療を受けられる病院を紹介してくれることもあるので、まずは相談してみましょう。

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